眼の病気ガイド
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爪のトラブル

爪のトラブルについて

実はとても危険 爪のトラブルについて

突然ですが。爪、意識していますか?爪といえば、伸びてきたら爪きりでぱちんと切るだけの存在です。時おり深爪したり割れてしまったりして厄介なことも・・・。そんな程度の認識かもしれません。しかし、そこには体からの重大なサインが隠れているのです。「爪は健康のバロメータ」なのです。いますぐ手を広げ爪を見てみましょう。体からのSOSが出ているかもしれません。

こんな爪は・・・やばいかも

・全体的に白っぽい
・黄ばんでいる
・先端が茶色っぽい
・先端が指先を覆うように曲がっている
・スプーンのように、中央がへこんでいる
・横線が入っている

爪は内蔵を表す鏡」ってホント?!

内臓などのトラブルが生じると、抹消血管に変化が現れます。爪には色がないため、その下を流れる抹消血管の血流の状態が良く分かるんです。また爪はたんぱく質で出来ているので、栄養状態が低下するとすぐに形に異常があらわれます。そう、爪は「内臓を表す鏡」というのは本当です。

「ちょっと爪がヘン・・」そのとき体に起きていることは!

全体的に白っぽい

爪が全体的に白っぽい場合、なんとなくにごって見える場合は要注意です。肝硬変、肺がん、白血病などの深刻な病気が起きていることも。特に、爪の半月といわれる根元部分まで白くなり半月が見えなくなるのは、慢性腎不全が疑われます。そのほかでは、加齢や、貧血、栄養失調などが考えられます。病的なサインであることは間違いないので、早めの受診が必要です。

全体的に黄ばんでいる

爪が黄ばんでいるだけであれば、汚れなどのことがありますが、すべての爪が黄色く、また顔や手足のむくみがある場合はイエローネイル症候群である可能性が高いです。爪の伸びが非常に遅くなったり、厚みが増すのが特徴です。
イエローネイル症候群とは、リンパ液など全身の体液の流れが滞る症状で、心筋梗塞などの心臓病や慢性の肺の疾患などが疑われます。息苦しさなども生じる場合は直ちに循環器内科の診察を受けることをお勧めします。

先端が茶色い

爪に茶色や黒っぽい線が入るのは、爪の内側にわずかな出血があるためです。これを線状出血といい、感染性心内膜炎、糖尿病、膠原病、リンパ腫などが疑われることがあります。

先端が指先を包むように曲がっている

爪の先端が丸く盛り上がり指の先を包み込んでいる場合、ばち状指といいます。これは末端へ十分な酸素供給が行われていないことが原因で、肺がんや肺気腫などの肺の疾患、気管支拡張症、先天性心疾患が疑われることが多いです。

横線

爪の左右にかけてに横線の溝ができることを、横溝(おうこう)といいます。横溝は一般に、急性の疾患などで激しく体力が低下したときに生じるとされています。

インフルエンザなどの急性感染症や、手術などによる急激な体力の低下があると、爪をつくるたんぱく質が一時的に低下し、このような横溝を生じさせるといわれています。

一般的に、爪は一日で0.08~0.12mm伸びるので、爪の生え際から横溝までの長さを計算することで、いつそのような病的状態が起きていたかを推測することができます。

意外と知らない?!爪の正しいあれこれ

それでは、実際にわれわれは、どのように爪を扱ったらいいのでしょうか。知ってる様で知らない爪についての素朴な疑問に答えます。

正しく、切っていますか?

爪を健やかに保つには、なんといって切り方が大切です。「爪切りでパチンパチンと切ったらいいんのでは?」いえいえ、それでは爪のトラブルは増すばかりです。

まず爪を切るのに最適なのは、お風呂上りのタイミングです。ケラチンとたんぱく質で構成される爪は入浴後には柔らかくなっており、二枚詰めやひび割れの心配なく爪が切れるベストタイミングなんです。

実際に切るときのポイントは、
1.爪の両側の角は絶対に落とさない(尖りが気になる方はやすりで少し削る)
2.爪の角は肉より上に残しておく(巻き爪を予防する)
3.ヤスリは右から左または、左から右へと一方方向に動かし、往復しない(二枚爪防止のため)

となります。普段何気なく切っていてトラブルを感じている方は、この機会に見直してみてはいかがでしょう。驚くほどトラブルの少ない爪になります。

爪の半月=三日月部分は、健康のバロメーター?

爪の三日月(爪半月)が大きい人は健康だと言われていますが、本当でしょうか。

いいえ、これは俗説、いわゆるウソなんです。三日月の大きさは生まれつきのもので個人差があります。したがって、三日月がくっきりしているか否かで健康を計ることは出来ません。

健康な爪を作るために

丈夫で健康な爪を保つのに必要不可欠な栄養素は、ずばりたんぱく質とミネラルです。

たんぱく質・・・肉類、大豆、魚介類、卵、牛乳、乳製品など

爪の主成分は、たんぱく質の一種でもあるケラチン。ケラチンの含有量によって、爪の硬さが決定されます。だから割れにくい爪を作るには、何をおいてもまずたんぱく質の摂取が欠かせません。

ミネラル類

・カルシウム・・・乳製品、豆腐、大豆、ブロッコリーなど
しっかりとした折れにくい爪を形成するために必要不可欠な栄養素です。丈夫な骨をつくるためにも必要なミネラルです。

亜鉛・・・かき、カボチャ、うなぎ、たらこ、ナッツ、チーズなど

爪の新陳代謝を活発にします。亜鉛が不足すると爪がもろくなったり、爪表面に白い斑点や線が出来やすくなるので要注意です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。普段は意識していない爪がアピールしているサイン、お分かりいただけたでしょうか。

「爪は伸びてきたら、切ればいい」と言わず、せっかくの体のサインを真摯に受け止め、健康増進に一役買っていただければこれほどうれしいことはありません。

・白い爪、黄色い爪、茶色い爪は、病気が隠れている危険性も
・先が曲がっていたり、割れていたりするのも、不健康のサイン
・爪の両側を深く削るのはNG
・たんぱく質・ミネラルを摂取して、健康な爪を

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